HOMEゴールはベストスマイルで2006北海道マラソン
外遊びしよう! / 写真歳時記 / 別館「こうめの部屋」
 

HOME > 別館「こうめの部屋」 > 北海道マラソン > ゴールはベストスマイルで 2006北海道マラソン
8月に入ってから30度を超える日が続いていた。どんなに涼しい夏でも、北海道マラソンの日だけは暑くなるというジンクスのようなものがある。だから今年も暑い一日になりそうだなという事は充分承知していた。
5月に洞爺湖マラソンで3時間30分を切って、11月の東京国際女子マラソン市民の部に参加しようと決めた私にとっての北海道マラソンの位置付けは「東京国際女子マラソンにつながる走りをする」事。2004年の北海道マラソンのタイムを超える北海道マラソンベストのタイムを出したかった。願わくは、3時間35分を切る事。気温が上がって暑いレースになった場合は、厳しい目標だという事は充分承知していた。
  • 大会前の練習&準備
     
      2006年 2005年 2004年
    走行距離  Km 2460.5 1668.1 1269.8
    体重   Kg 47.0 49.8 51.6
    体脂肪率   % 19.8 22.0 22.0

北海道マラソンのベストは涼しかった2004年の大会で出した記録の3時間37分56秒だった。 練習量はその年の2倍。体重はマイナス4.6キロ。目に見えるデータで自分を安心させる必要があった。
洞爺湖マラソンが終わってから、40キロ超と35キロのペース走を一回ずつやることができた。月間の走行距離も300キロ走っている。 練習内容でも当日までに自分でやり残したと思うことがないようにする必要もあった。
ハーフマラソンとは違って、ごまかしがきかないのがフルマラソン。少しでも自分にとって気になる要素があると、本番でそれが原因で弱気になってしまうからダメなのだ。

あとは、いつもの癖の「大問題」。どんなに練習がうまくいっても本番でこの問題が起こってしまったらどうしようもない。 こちらは、原因を探る事と、対策を見つける事が大切な要素だった。食事の摂り方で解決できそうな気がしてきたので、こちらも少し気持ちが楽になった。

あとは、自分のやってきた事を信じて本番を体調万全にして迎えるだけ。
1週間前から、炭水化物控えめの食事で、3日前の昼にはいつものように「ほくほく庵」で梅酢おろしうどんを食べて、私なりのカーボローディングを行った。いつもと違うのは、必要以上に食べ過ぎない事。
前日は、神社でお参りがてら長沼温泉までJogをしていってゆっくりお湯につかるのも、いつもと同じ。

今回、新しくやってみたことは、ウォーターローディングだった。暑い日が続いていたので、本番も暑くなる事が予想されていた。そうすると気になるのが水分不足。暑い日差しを浴びて走り続けるうちに熱中症になる危険もある。3日前から、尿の色が透明に近くなるくらいの自分にしてはかなり多い水分補給を続けた。体重の45〜70%が水分で出来ている。筋組織の70%が水だという事だ。
当日、走り始めてから水を飲んでも間に合わない。とにかく体に蓄えられる水分はしっかり確保しようと思ったのだ。

と、私にしてはものすごい用意周到な準備をして、当日の朝を迎えた。

  • いよいよ2006北海道マラソン

天気予報の予想最高気温は、どんどん上がっていって、30度。お日様マーク一つ。絶好のマラソン日和!(と、自己暗示)
いつものように朝5時過ぎに起きて、まず食べたものは「お雑煮」。朝っぱらから雑煮ですよ(笑)。
持ち物チェックはもちろん怠りなく支度をして、午前中に同じ会場で開催されるタケダファミリーマラソンに参加するyossy家と一緒に家を出た。
会場についたのが8時過ぎ。まだ北海道マラソンの参加者はほとんどいない。3時間30分前、小さいおにぎり3個。食べすぎでしょうかね(笑)持参した塩水を少しずつ飲む。
親子2キロに参加する、yossyさんとmoeちゃんが走るのと一緒にコース脇を併走してウォーミングアップ代わり。午前中でもかなり日ざしがきつい。
moeちゃんは、まだ6歳になったばかり。小学校にも行っていないのに、10キロに参加のお父さんとこの日のために何度か走る練習をしたそうだ。2キロを一歩も歩くことなく、ニコニコ笑顔で走りとおした。将来有望!
ウォーミングアップの後は、冷たい酸素ウォーター500mlをごくごく飲んで、更に水分補給。レースの2時間くらい前までに500mlくらいの水を飲んでおけば、必要な水分は補給されて、余分な水分が排出される時間もあるとの事。
そして1時間30分前に、文明堂のカステラを2切れ。レース前にはカステラを食べる習慣があるのだけれど、いつもは1時間前くらいになってもむしゃむしゃたくさん食べていた。胃の中に消化されない食べ物が残っている状態で運動すると、またお腹がいたくなるんじゃないだろうかという不安と重なって胃のぜん動運動が亢進されてしまうので、その結果お腹の調子が悪くなる事があるらしい。だから、スタートの時までに消化されないものは食べないと決めた。そして競技場に入る直前に、アミノバイタルゼリーをお腹に流し込んで、これで 本日の昼食はお終い。
手には小さいペットボトル入りのヴァームを持って荷物を預け、シューズの紐を締めなおして、競技場内に入った。
真上から照りつける太陽が暑い!
今年の北海道マラソンはやっぱり暑い一日になりそうだ。
どんなレースになるのか、とにかく気持ちで負けることがないようにと気合を入れた。
あとは、ほとんどアップをせずに日陰で体力温存。

  • いよいよスタート

ナンバー順に整列をして回りの人たちと談笑しているうちに2分前。少し緊張する。
この日のためにやり残した事はないと自分に言い聞かせて、時計のストップウォチをリセットした。

 
号砲がなって2006年の北海道マラソンの始まり。今年はどんな顔で中島公園にたどり着くんだろうか。

大会の直前に引退宣言があったチバちゃん(千葉真子選手)が、こんな近くにいた。

競技場を出て、いよいよ42キロの自分との熱い戦いの始まり。

ページTOPへ戻る

次のレポートへ

[99北海道マラソン] [3年連続の惨敗] [03北海道マラソン応援記] [2004北海道マラソン] [2005北海道マラソン] [2006北海道マラソン] [2007北海道マラソン]