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  • やっぱり応援に行こう

 2003年の北海道マラソンには、一応エントリーしてあった。でも、春先から様子がおかしくなった「こうめ」のことが気がかりだったこともあり、更に練習には身が入らなかった。そして、マラソン前の8月19日に、とうとう愛猫「こうめ」は逝ってしまった。しばらくは放心状態。
 前の年のように行ける所まで行こうという気持ちにもならず、結局棄権することに決めた。当日の仕事は出場するかもしれないということで、休みにしてもらっていた。家でテレビ観戦するか、それとも全く見ないでいるか。
 直前まで悩んでいたけれど、やっぱり足はマラソンコースに向いていった。2003年から新しくなったコースのおかげで札幌駅の近くで、3回応援することができる。

  • 準備万端

 札幌駅近くのデパートで差し入れのみかんを調達、コンビニで氷、飲み物を買ってランナーの来るのを待ち構えた。今回の応援ポイントは、10キロすぎ、35キロすぎ、40キロ関門直後。
 ポケットには携帯ラジオを忍ばせて、応援の体制は、ばっちりだ。考えてみるとこうやってじっくり応援するのは久しぶり。自分がランナーとして出場するようになってから初めてのことだ。

  • それぞれの表情

10キロ過ぎの地点では、まだまだみんな元気いっぱい。ランナーも集団になって通り過ぎていく。

 35キロでは、みかんを氷で冷やしたものを、FRUNの方や知り合いにあげる。知らないランナーも数名、「ねえさん、みかんもらっていいかね。」とおねだりしてもらっていく。自分が走った経験から、思いついた「みかん」だけれど、好評で良かったと胸をなでおろす。つらい場所で気分転換と兼ねて冷たいものを口に入れてあと少し頑張ってと、祈るような気持ちになった。

  • 40キロ関門のドラマ

 40キロ関門直後の応援ポイントは、関門制限時間ギリギリのすべり込み集団の怒涛のような走りと通過したあとのホッとした表情が印象的だった。しかし反対に、無念にも最後の関門に直前でひっかかってしまった人が、関門の所で倒れこむのを見て、なんともいえない気持ちにもなった。40キロ走ってきてゴール目前でタイムアウトはさぞかしつらいだろう。

  • 元気をありがとう

 途中、走っている顔見知りのランナー数名から、応援している私を見て「あれっ、なんでここにいるの?」と聞かれること数回。
 じっくり応援してマラソンの面白さがまたわかったような気がした。でも、やっぱり走らなきゃと、ランナーに元気をもらった一日だった。

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