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外遊びレポート2006 > 大雪山白雲岳野営指定地
2日目の朝、大きな荷物を背負った二人は、どんどん遠くなっていく。この先のず〜っと先まで歩いていく二人。ちょっとうらやましかった。
トムラウシへ向かう赤ビートル夫妻を見送った私たちは、再び水の準備をして、前日登らなかった白雲岳を目指す事にした。
数週間前に赤ビートル夫妻がここを訪れた時の水場は、もっと水が豊富でそうめんを洗う事ができるくらいだったそうだ。
この時は、そろそろ山の冬が近い事を思わせるように、水量はかなり少なくなっていて、朝の冷え込みで凍っていた。柄杓で静か〜に、水をすくって・・・。
白雲岳の山頂を目指して昨日歩いた道を再び登って後ろを振り返ると、どこまでも続く山並み・・・。
白雲岳の頂上は見事な晴天だった。
白雲岳のてっぺんからぐるっと眺めていたら、1ヶ月前に登った北海岳の方へ行ってみたくなった。
分岐から片道1時間。いざ!
もう少しだ、あのてっぺんまで。
1ヶ月前、お鉢を回って北海岳に到着した時に、ず〜っと続く白雲岳への道は、遥か遠い先に見えたはずなのに、今回はあっという間に着いてしまった。北海岳から眺めるお鉢の中は秋が進んでいた。
さあ、記念写真を撮ったら再びテントへ戻って、そこから高根が原に行ってみようと私たちは足を速めた。距離はあるけれど高低差はあまりない道のりは歩いていてもとても楽しい。どこまでも歩いていけそうな気分だ。
まずは腹ごなし。こんな風にいちいちテントに戻って食事をしてる人なんかいないけど、そんなスタイルもあっていいでしょう。なにせアルファ米は食べないんだから(笑)
行こう行こう。どんどん歩いていこう。道はまだまだ続いている。
崖の下は高原沼が点々。ここはヒグマの生息地。この日も一頭ゆっくり歩いていた。
どこまでも続く登山道を名残惜しく眺めて、ここから来た道を引き返して白雲岳のテントまで戻った。昼間はぽつんと私たちのテントが一つだけ残っていたけれど、これからトムラウシを目指す人、縦走から戻ってきた人と、次々とテントが増えていく。みんな秋の大雪山を堪能しにきた人たちだ。
この日の夜も、満天の星を眺める事ができた。天気に恵まれて本当にラッキーだったと思う。
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