HOMEやった!2004北海道マラソン自己ベスト NO.3
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  • 行け〜!とりあえずキロ5分
    得意の人ごみを掻き分けRUNでするすると混雑をかき分けて自分の場所をキープ。最初は1キロごとの表示でタイムを確認しながら走っていったが、下り坂追い風で押さえるはずのペースが遅くならない。心拍数もさほど上がらず楽に走っていられたので、まずはキロ5分で行こうと決めた。
    今回の目標タイムは、前回北海道マラソンを完走した時(3:52:37)よりも良いタイムでということだけ。夏の大会なので、自己ベストは望むまでもない。1キロ5分30秒、5キロを、27分30秒で走れば前回より記録は上回ることになる。それをキロ5分でというのは誰が見てもちょっと速すぎ。キロ5分ペースを最後まで守れれば、フルで3時間30分ちょっとの記録になってしまう。
    最後までキロ5分がキープできるはずもないけれど、ギアの切り替えはもう無理。FRUNの仲間や知り合いが私の横を過ぎる時、ちゃんと忠告してくれた。 「ちょっと速すぎない?」って。でも、先行逃げ切りこうめ号は、もうスタートしてしまったのだ。
    自己ベストだった1999年のNYCマラソンも同様のスピードだったはず。その時よりも、年は取ったけど練習はしている。あとは行ける所までいくしかない。
    5キロごとのタイムを確認しながら20キロまで、見事なキロ5分のイーブンペース。出来すぎ!
    ランナーの仲間が、いろんな場所で声をかけてくれる。
    ランナー以外でも、前半の平岸通りでは、高校の同級生が店(美容室)から沿道に出て大きな声で名前を呼んでくれた。中島公園付近では、高校の同級生(別の人)。大通りでは、両親が。
    キャンプで知り合ったてるてるさんやchicchiさんも声をかけてくれる。

    スタート直前に寒かったのでトイレ(小)に行きたくなった。でも行ってる暇はない。男性ランナーが道をそれて小用を足すのをうらやましく横目で眺めながら、飲む水もほんの少しで我慢した。暑かったらどうなっていたか。おまけに私のランニングの課題(走ると腸の動きが活発になって「大」がしたくなる)が襲ってきそうにもなるし。家を出る前にちゃんと用は足したのになあ。クソッ!
    15キロで初めて口に入れたタケダのスポーツドリンクは、お腹に合わなかったのか横っ腹は痛くなるし。
    と、お腹の具合は散々。でも、足取りはなぜか軽い。折り返してきた男女のトップに拍手をしたり、「千葉ちゃ〜ん」と叫んだりで気を紛らわせた。
    予定通り、20キロの給水でアミノバイタルの粉末を口に入れ流し込む。

    中間点を過ぎて追分通りに入って陸橋を渡る。上りもあまり苦にならない。この頃、キャンプのHP「北海道キャンプ場見聞録 」のヒデさんご夫妻が大きな声で「こうめさ〜ん」と応援してくれた。
    ところでkenちゃんはどこに?一応、いつ現れても大丈夫なようになるべく歩道寄りを走っていたがなかなか見つけられない。折り返し直前に 、「いた〜!!」

「お〜い」と手を振ると、「遅い!」と叱られた。速いのに〜。

折り返して向かい風を受けながらもなんとかペースを保って走る。このころから前方にFRUNの赤いユニフォームが何度か現れては後ろになっていった。強風でみんな少しバテてきていたのかもしれない。
しかし、追い抜かれた相手は、私が迫ってくるとはたぶん想像していないはず。やばい!と思っただろうね。
28キロ手前のたあ坊さんエイドで預けておいた160キロカロリーのゼリーを受け取って飲み込む。これでなんとか後半もスタミナ切れせずに行けるだろうと安心した。

  • いよいよ後半どこまで持つか
    強い向かい風を受けながら30キロを通過。ここでもう一度アミノバイタル補給。
    あと12キロ。もう時計を見るのはや〜めたと、とにかく頑張る走りを心がけた。地下鉄24条付近で、再び両親が。
    このころになると、周りのペースが落ちているのか次々前の人を追い越してしまう。今考えると30キロ過ぎてもきちんと時計を見ながら走ったらもっとペースダウンが防げたかも。
    腕に書いた関門閉鎖時間は、結局ほとんど見ることもなく35キロの関門を通過した。naviさんが歩道橋の上から声援を送ってくれた。 大きく手を振って答える元気はまだまだたっぷり。
    このまままっすぐ進むと中島公園だけれど、コースは東へ大きくそれる。第2折り返しを過ぎてきたランナーにすれ違う楽しみが。快調に飛ばすそうらんさんが声をかけてくれる。足は疲れてきたけれどまだ元気。
    折り返し手前に、三度目両親が・・・。神出鬼没、恐るべし市営交通敬老無料パス。
    そして、かわいい声で「おばちゃ〜ん」と聞えた。見ると町内のyossyさんのお嬢ちゃんのmoeちゃんだ。
    午前中のファミリーマラソンに出場したyossy一家が寒い中待っててくれた。いや〜ありがとう。元気が出たよ。
    折り返して向こうからやってくるランナーを見ていると、NAOJIさんがいる。KURIさんも。Ogamanさんも頑張っている。そしてごかさんも。
     
  • ラストは笑顔で
    40キロの関門を過ぎても、実はホッとしてはいなかった。どうやらこのままいけば自己ベスト。本当はゆっくりと走りながら駅前通の応援の人々に答えたかったが、足は緩められない。笑顔だけ作って走っているつもりだったけれど、もしかしたら必死の形相だったかも。
    中島公園の中に入ってようやく安心することができた。ゴールゲートの時計が見えた時、37分台で終わりたくて50メートルくらいは猛ダッシュ(のつもり) 。



記録 3:37:56 (自己ベスト)

3年連続バスの旅が続き、昨年は沿道で応援することになってしまった4年間。5年目でようやく忘れ物を取りに帰ってきた。完走できたら涙が出るかな 、自己ベストがでたらどうかな、と思っていたけれど、笑顔の
ゴールだった。たぶん、まだまだ苦労をしていないって事なんだろう。

  • 記録
     
    LAP                  分/キロ   
     5K 0:24:50         4:48
    10K  0:49:56  0:25:06  5:01
    15K 1:15:12  0:25:16    5:03
    20K 1:40:21  0:25:09   5:02
    25K 2:05:23  0:25:02    5:00
    30K 2:31:13  0:25:50   5:10
    35K 2:58:25  0:27:12  5:26
    40K 3:25:42  0:27:17  5:27
    GOAL 3:37:56 0:12:14  5:34


  • おまけ(フェアウェルパーティ)
    パークホテルの宴会場が年に一度ジャージ姿で溢れるフェアウェルパーティに、優勝した千葉ちゃんが浴衣姿で現れ、小出監督も笑わせてくれた。
    完走できた人も、出来なかった人も来年への決意を胸に秘めて再会を誓い合った。

 

  • 反省と決意 & 感謝
    30キロまで、キロ5分のペースが特につらいという事はなく、ゴールしても疲労はあまりなかった。最後までしっかり足を運ぶことが出来たと思う。
    ただし、30キロ過ぎて時計を見なかったのは反省。自分で意識しなくてもペースは落ちていた。
    後半もキロ5分ペースで走れるように35K以上の練習もやらなくちゃ。体重はもう少し減らしたいし。
    そうすれば、3時間30分も見えてくる。kenjiに、遅いって言われないようにしなくては(笑)。

    マラソン前や当日、忙しい中沿道やネット上で声援を送ってくださったり、気にかけて下さった多くの方たち。ランナー仲間だけじゃなくキャンプでお付き合いのある皆さんにまでマラソンをPRしてしまいました。
    皆さんの応援があったので、気持ちが途切れることもなく走ることができました。本当に、どうもありがとうございました。
    そして、持久系が苦手な夫のkenちゃん。筋肉痛になりながらの写真撮影お疲れ様でした。たくさんのTシャツの洗濯も感謝しています。

    こうめは、ようやくランナーとして復活できたと思います。やった〜!!ばんざ〜い。
    北海道マラソンは、市民ランナーとトップランナーが一緒に走ることのできる大会。しかも、北の都札幌の街を沿道を応援を受けながら走ることが出来る。そんなところに全国から大勢のランナーが集まるという理由があるのでしょう。
    日頃は一人で黙々と練習していても、こうやって大会に集えばランナーがみんな仲間のように見えてくる。
    皆さん、来年も暑い8月の札幌で会いましょう。
     

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