HOME2007東京国際女子マラソン−苦しさを笑顔に
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  • 第3章 - 苦しさを笑顔に

スタート位置のすぐ後ろには、長谷川理恵さん。そしてその後ろにはそんなに大勢の人はいない。持ちタイムは4分速くなったけれど、今年の番号は去年よりも50番後ろ側。号砲がなって、トラックを2周と3/4周(1100m)。スタンドの声援を受けながら今年も行ってきます!頑張ります!と気持ちをこめて手を振った。

インコースは混雑してなかなか進まないので、思いっきり一番アウトに出る。1キロのラップは4分50秒。設定ペースぴったり。すぐ前にmimiさんの姿が見えた。ラップを見てペースを上げた模様。前半はとにかくペースを守って走ること。下りでいい気分になりすぎないで、抑えること。それだけを考えながら競技場を出た。
「必ず帰ってくるから。」心の中でつぶやいた。


 

今年も、横断幕を用意してくれた東京レディースNY大好きチーム(私が勝手に命名・笑)が大きな声で声援を送ってくれた。ありがとう〜。手を振る。5キロすぎまでしばらく下りが続く。帰りは地獄の上り坂(苦笑)の予定。
心拍数を上げすぎないように注意しながら走っていく。
たくさんの人が、「こうめさ〜ん」と声援を送ってくれる。 去年は雨でどんな場所を走っていたのか記憶もあまり残っていなかったけれど、今年はとにかく「日本晴れ」。沿道の応援の方たちも気持ち良さそう。トップ選手の素晴らしい走りだけでなく、後ろの方の私たちにもみんな笑顔で応援してくれている。 マラソン走るにはちょっと暑いけれど、絶好のマラソン観戦日和になった。

ただ気になることが一つ。向かい風が思いのほか強い。折り返してから向かい風になるのかなと予想していたのに前半から向かい風。長沼の向かい風に比べれば「ひどい」というほどではないけれど、このペースを維持するのに向かい風はちっと厳しい。横に並んだランナーの息遣いにびっくりする。私は、楽チンペース。折り返したら風向きが変わるはず。それまでは我慢、我慢。




集団をひっぱるこうめさん(笑)
向かい風で先頭に立ってはいけなかったけれど、後ろにこんな集団になっていたとは全く気づかず。


折り返したら追い風になるはず・・・の笑顔

さあ、あと半分

ところが折り返しても、風は正面や横から吹いている。あれ?風向き変わった?少しペースが落ちてきているけれど、まだまだ粘れる。梅味のパワージェルで補給して、とにかく粘る。

レースは終盤。野口みずきさんが、すばらしい走りで先頭に立った。

私は、少し足が重い。時々、横っ腹が痛くなる。そうかと思うと右のハムストリングスがちょっと攣りそう。42キロ走る間には、まあいろんな事が体の中で起きるものだ。
ヘタレそうになる頃には、必ずどこかから応援隊が現われてきて、「こうめさ〜ん!」「はい!頑張る〜!」
今年に入ってから40キロ以上走った回数はたったの2回。しかもどちらも練習で、前半はかなり抑えたペースでしか走っていない。そんな練習内容をしっかり見透かされたように、35キロ過ぎて登り坂が始まる頃には、ペースは大幅ダウン。でも気持ちはダウンはしていない。

「足が出なくなったら腕振って」とスタート前に大会役員の方が言っていた言葉を思い出して、とにかく前へ。
ここは、みんなが苦しい場所。周囲もペースが落ちている。


 



一番の難所には、今年も大勢の「叱咤激励隊」が登場して、歩道を一緒に走ってくれている。その中の誰よりも遅いペースでしか走れない私だったけど、この坂を越えたらあとはゴールはもうすぐ。周囲のランナーもみんな一緒にこの坂と格闘しているのだ。
40キロから再び「叱咤激励隊」登場。私の気を緩めさせてくれない。とにかく前へ。もう時計はラップを取るだけでタイムを見る余裕はない。 競技場の入り口が見えてようやくホッとした。

去年は、雨の中ライトアップされた競技場の中に飛び込んだけれど、今年は明るい競技場内へ。ゲートをくぐると美しいトラックが目に入ってきた。あと1周と少しで、今年の東京国際女子マラソンが終わってしまう。なんだかまだ走っていたい気分だった。

最後のコーナーを曲がったところで、女子の優勝の野口みずきさんが表彰されるところだった。思わず拍手をしてしまう。

そしていよいよ私のゴール。今年も大きくグリコのポーズでゴールラインをくぐった。タイムはイマイチだったけど、今年の私の状況で精一杯のことをやった結果の完走だから、とても嬉しかった。


笑顔でゴール!できたよ!

ゴールでは今年もやさしくタオルをかけてもらった。本当にありがとうございます。

この瞬間はどんなタイムでも、やっぱりうれしい。

去年の11月19日の東京国際女子マラソンが終わってから、この日のスタートラインに立つまでの練習距離が、約3560キロ。その後の42キロの本番を走り終えて、「一年よく頑張ったね」と自分をちょっと褒めてやりたい気分だった。
私にとっての2007東京国際女子マラソンは、この日の42キロのレースじゃなくて、12ヶ月3600キロのレースだった。
晴れ舞台のフィナーレでは、それまでの練習が苦しかった分、みんな笑顔になれる。今年もこの瞬間のために頑張ったんだから。


去年は関門につかまってしまったずぼらっちさんも今年は見事完走。よかったね!
ホッと安堵の顔。

去年よりも4分も余計に時間がかかってしまったけれど、その分東京のコースをしっかり頭に入れながら走った3時間28分だったと思う。タイムとしてのレース内容は、満足いくものではなかったけれど、日本晴れの東京の街を最後まで諦めることなくしっかり本当に走れて良かった。

  2007年 (2006年)
5km 22:48    (22:21)  
10km 45:56 23:08  (45:12)  (22:51)
15km 1:09:52 23:56 (1:08:25)  (23:13)
20km 1:33:53 24:01 (1:31:48)  (23:23)
中間 1:39:11   (1:36:59)  
25km 1:57:49 23:56 (1:55:43) (23:55)
30km 2:22:09 24:20 (2:20:08) (24:25)
35km 2:47:33 25:24 (2:45:42) (25:34)
40km 3:15:35 28:02 (3:12:22) (26:40)
ゴール 3:28:02 12:27 (3:23:45) (11:23)
コンディション 晴れ 18度 スタート時 雨 10度 スタート時

 

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