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  • 2005年3月9日(水) 猛吹雪

    前回のポロト湖でわかさぎ釣りの味をしめた私たちは、次のターゲットを朱鞠内湖に決定していた。2連休を利用して、わかさぎ釣りとスノーシューを楽しんで来ようと、準備万端整えていた。最後まで整わなかったのが、天気。予報がどんどん悪いほうに向って行った。
    夜中に出発して、早い時間にワカサギ釣りをして、残りはのんびり散策でも・・・と思っていたのに・・・。

出発の数時間前に、家の窓から外を見ると、雪が横殴りに降っている。今のうちに沢山降れば出発の時には落ち着くだろうとポジティブに考えて一眠り。目が覚めると雪は止んでいた。おお、良かった。まずは行ってみようと決定した。

まだ除雪車も通っていない道はところどころ吹き溜まりが出来ていて、家から10分も行かないうちに吹き溜まりに突っ込む。ありゃ〜。前途多難。国道に出るともちろん高速道路は閉鎖中の案内が出ている。除雪車が次々と現れて道路の雪を避けていく。なかなか壮観な眺めだ。

しかし、朝になっても風雪は相変わらず強いので視界はなかなか良くならない。


朱鞠内が近づくと積雪量が増えてきて道路の両側はこんもりと雪の山だ。どんどん降り続く雪は、除雪の跡もないような道路状態にしてしまう。
なんとかがんばって朱鞠内湖に到着し、湖面を見ると・・・。
いる。この猛吹雪の中テントを張って釣っている人々が・・・。
誰もいなければもしかしてこの時点で帰ったかもしれないが、やってる人をみるとなんだか安心して、ワカサギ釣りは決行することになった。


入漁料、一人1000円と駐車場代を払い、今夜泊まりたい旨を話すと、車の駐車場所とテントの設営を許可してくれた。本当は、敷地内には午後4時以降車も人も立ち入り禁止になっている。
まずは、釣り道具とテントだけ持って、スノーシューをつけて湖に向った。スノーシューがあるのに膝まで埋まる雪。大きな湖はまさしく「吹きっさらし」で隠れる場所もない。なんとか氷に穴を2つ開け、テントを立てて、釣りの準備は完了した。
まずは私のさおを用意して針を氷の穴に入れた途端に引いてくる。あらっ、もう釣れた。と・・次から次と休む暇が無い。
テントの中にいると外がどんな状態になっているのかもよくわからない。ただ、猛烈な風が吹いてくることだけはわかった。
暖房は、シングルストーブの上に乗せたヒーター。
お昼頃、外へ出てみたときは吹雪の小康状態で、空が少し明るくなっていた。

周りを見回すと、テントがいくつかと、驚く事にテントなしでこの吹雪の中楽しそうにワカサギ釣りをしているグループがあった。

 

午後になって釣りは一段落。幸い、二人で104匹も釣れたので、思い残す事はない。釣り道具を片付けて、荷物を持って湖岸に戻ろうと歩き始めたが、これまた大変。ものすごい雪が更に降ってきて前は見えない。足元は更に雪が積もってきた。風邪気味だったkenjiは、体調が悪くて動く事もできない。車の中で少し休んで撤退を決めた。
体調が良かったらこのまま場所を変えてテントを張っていたかもしれないが、それはそれで、とっても危険だったかもしれない。
帰り道は積もった雪で道路がどこかもよくわからない状態で、道路の周りの建物はすっかり雪に埋まっている。

 

帰りの車のラジオで幌加内町朱鞠内は1時間に5センチの積雪・・・というのを聞いて、あのままいたらどうなっていたことかと撤退したのが正解だったことがわかった。幌加内町は北空知。私たちの住む長沼町は南空知。同じ空知の中でも南のはずれと北のはずれではこんなに天気が違うものかと驚いてしまった。

帰りに、家の隣町の栗沢町の「醤油屋本店」の横にできた「おとん食堂」でラーメンとカツ丼を食べてようやくホッと一息つくことができたのだった。 
早朝出かけて夜帰ってきたとは思えないほど長い一日だった。
家に帰ると、まったく雪が降った気配はなし。雪かき作業はやらずにすんだ。


来冬は、晴れて星がきれいな時にもう一度行ってみたいなあと思った。キャンプは残念だったけど、ワカサギ釣りは一応大漁で、◎!

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