• ２００４年９月９日（木）〜１０日（金）
  台風１８号の強風が吹き荒れた９月８日。朝から自宅周辺でも猛烈な風が吹きまくり、停電になってしまった。雨はなく生暖かい風が吹き荒れるだけの台風は初めての経験。停電は夕方暗くなるころにようやく復旧したが、この辺一体の停電の影響で、近所のスーパーマーケットは臨時休業。翌日からのkenjiの月１の連休を利用しての道東へのキャンプは一体どうなってしまうのか・・・。
  道東へ通じる日勝峠は、どうやら通行止めらしい。別ルートで行ったとしてもはたしてキャンプ場は・・・？と不安を抱えながらだったけれど、結局は９日の早朝出発することに決定した。

　 停電でクーラーボックスに移した冷蔵庫の中身をそのまま車に詰め込んでまだ真っ暗な中を出発。台風も過ぎ去って空にはきれいな星が輝いている。日勝峠は相変わらず通行止めだったので、狩勝峠経由で東へ。峠に入る直前の目の前に現れた美しい朝焼けが気持ちを和ませてくれる。思わず車を停車して空を撮影。

そして、峠に到着するとまさに日の出前。冷たい風が吹く中、こちらでも朝焼けを見物・・・。あと３分待っていれば朝日が昇るのが見られたのに〜残念！寒さのあまり早々に車に戻ってしまった。

目指すは、然別。　 まずは北岸へと思って湖岸を走ると温泉街から先は通行止め。やはり台風の影響が残っていた。引き返して、然別峡へ行ってみると・・・。しんと静まり返ったそこは、主のいないテントとその脇にはボッキリと折れた大木が・・・。入り口には「台風の影響でキャンプ場は閉鎖」の張り紙。おそるおそる中を歩いて露天風呂などを見物したが、まだ地盤が緩んで倒れるかもしれない木がありそうで、恐い。

気を取り直して、然別湖の周りを散策。湖面は静かに輝いているけれど、森の中はまだ昨日の台風がそのまま残っているようだ。

念のため役場に電話を入れてみると、北岸への道路は開通するらしい。その後、キャンプ場を確認してからオープンの予定とのこと。とりあえず道路が通ったので、キャンプ場まで行って待つことにした。

キャンプ場の入り口は、何事もないように見えた。物議をかもしている新しい野外卓も点々と置いてあるし・・・。と中へ入ってみると、そこにはびっくりするような光景が広がっていた。

ネイチャーセンター裏の木が一本根元から倒れていて、今にも建物にぶつかりそうなところまで到達している。湖岸の方向を見ると、太い木がボッキリ！これくらいの太さの木が数本折れて倒れている。やられた〜。木々の隙間からみる湖面は静かなのに、それとは正反対の光景が目の前に広がっている。
なんとか木のないところに設営OKとなってテントをはったところで・・・・。やっぱり危険なのでこの場を退去して欲しいと。でも・・・。
更に木が倒れたら責任が持てないということだと思うが、なんとか私たちの自己責任でここで今夜はキャンプをさせてくださいとお願いして、立ち入り禁止の看板の中、なんだか肩身が狭い思いをしながら設営を完了した。
kenjiは悲しそうな顔をしていたな〜。どうやらずいぶん前に然別湖に来た時もあまり良い思い出がないようで、又かという気持ちだったんだろう。月に１度の連休キャンプ、果たしてどうなるか？？

でもね、気分を直してリラックスしてね。せっかく来たんだから。のんびりしよう。

kenjiがちょっとお昼寝してる間に、私は近くの山田温泉へ・・・。１キロ先と書いてあったので歩いて行った。お金を払おうとして気がついた。財布置いてきた。ありゃ〜。しょうがないので、おばちゃんに荷物預けてUターン。１キロなんてどうってことないよ。走って戻ってお金を持って、また温泉へ走って・・・。たった２キロだ。しかし、おばちゃんは、ちょっとびっくりしてたけど・・・。
汗かいたのでおかげさまで気持ちの良いお風呂でした。もちろん貸切です。

夕暮れになってきて、ファイアーサークルで焚き火。そこいら中に落ちている枝を拾ってきてキャンプ場の掃除。

　
　
晩御飯は、残り物フルコース。食べてから写真を撮ってないのに気がついた・・・。おなかいっぱい。満足。
　

夜は風も吹かず、なんとか朝を元気に迎えられそう。
おやすみなさい。

　
静かな朝を迎えて、ほっと一安心。

いつもなら、夕方までのんびりしているけれど、やっぱりどうも落ち着かない。朝ごはんを食べてすこしゆっくりしてから午前中には撤収。新得でおそばを食べて、金山湖や上富良野ベベルイの「星に手のとどく丘」に寄ってみた。

星に手のとどく丘キャンプのオーナーさんは新しくできたセンターハウスで忙しそうにしていらっしゃった。まだまだサイトを改良する予定のようだ。私たちは、おそばを食べたあとだというのに、ジンギスカンを食べてしまった・・・。
　

この台風１８号で、道内のあちこちのキャンプ場が倒木の危険のために閉鎖になっている様子。木がたくさんある場所が大好きなので、あそこはここは？と気になる場所が多い。自然の恐ろしさを実感したキャンプだった。
　

• ページTOPへ戻る