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  • 5月30日(月)〜31日(火)
    どうも最近は湖ばかりでちょっと・・・な感じです。が、kenjiが行きたいところへ行くんだ!と堅い意志なので、夏は人が多くて私たちには不向きと避けていた「かなやま湖」に行く事にしました。結局、遠いと思っていた道のりも2時間とちょっとで到着。道路が余りに空いていてちょっと気味が悪いくらいでした。

さて、今の時期の平日のかなやま湖には何組のキャンパーがいるのか?とkenjiと話しながら到着すると・・・。芝生の緑と周りの木々がまぶしく感じるくらいのサイトには、他に一組。やっぱり貸切じゃないでしょと話しながら設営場所をあれこれ検討。結局、今回は湖のすぐそばというよりも、私の希望で白樺と桜とコブシの花が綺麗な場所に設営。荷物運びも少しの距離だったので、去年の直人さんのように「巨人の星」のテーマソングを歌わずに済んだ(笑)。

 

 

 

湖面は満水。やっぱりこの季節は水が満々としていて気持ちがいい。さて一息ついて、先客を見ると・・・。あまり見たことのないテントに可愛い栗毛の髪の子供が二人。それに何より、自転車が2台、その後ろにトレーラーが・・・。どうやら日本人ではないらしい。聞こえてくる言葉もどう考えても英語でもフランス語でもドイツ語でもない感じ。どちらの方だろうと挨拶に行った。
 

 

なんとその家族は、デンマークからの旅行者だった。5月の初めに千歳空港に降り立って、2ヶ月間キャンプで北海道旅行を楽しむのだそうだ。それだけならあまり驚きもしないのだけれど・・・。
交通手段は自転車。そして、自転車の後ろには子供用の座席がそれぞれついている。2歳半と5歳の子供を後ろに乗せて、トレーラーに荷物を積んでという旅だ。南下して日高の方へ行こうと思ったけれど、あまりの交通量に断念して南富良野に来たらしい。北海道に着いた頃は、とても寒くて天候の悪い日々が続いていたので、大変だったようだ。しかたなく札幌でホテルに泊まったこともあったとか。北海道旅行のきっかけは、3年前にニュージーランドを同じように自転車旅行をした時に出会った人に、北海道の素晴らしさを聞いたことだったそうだ。この旅の時、アドワ(奥さん)のお腹には、下の子供がいたそうだ。その後、お金を貯めていよいよこの春北海道上陸となったらしい。でも出発前には忙しくてあまり事前の準備も下調べ物なく、やってきてしまったとの事。千歳空港で買った、キャンプガイドの本とロードマップだけが頼りのようだ。しかも、日本語はほどんとできない。
でも、旅を楽しむにはそんな事は何の障害にもならないのだろうなと思った。

可愛い二人の子供たちは、5歳と2歳半。シャワー代わりの水浴び中。可愛いね〜。


 

夕暮れになってお腹も空いた。御飯は、オイルフォンデュー。(と言ってもただの食材の素揚げだけど) のんびり、まったりご飯を食べて、ちょっとだけ焚火をしたらもう眠くなっちゃった。デンマークの旅人ももうお休みだし。。。




朝になって、さて今日のお天気はどうかな。雲の流れは速く青空も見える。
とりあえず、ライアン号を出すには問題がないようだ。
簡単な朝ごはんのあと、早速湖上の人に。
前回が、美笛で支笏湖の透明で美しい水を見ているだけに、このダム湖の水と眺めはちょっと物足りなさを感じたけれど・・・。
新緑が美しくなり始める時期の景色もまた良いものだった。


 

 

 

湖から上がってひと休みしていると、アナスたち(デンマーク人のご主人の名前)もどうやらカヌー遊びをするらしい。早速ついて行って写真係りをさせてもらった。

 

みんなとっても楽しそうに遊んでいたよ。

 

 

 

今回もkenjiは昼寝をしたり、写真を撮ったり、私は、走りに行ったり・・・。お昼も簡単にうどん。思い思いの時間を過ごしてのんびりまったり。

 

 

でも、いつもと違うのは近くに居る可愛い子供たち。どの国の子供も、やることは一緒。水遊びは楽しんだろうな〜。


仲良しの兄弟、アサフ(2歳半)とカール(5歳)。この旅が、将来思い出深いものになるといいなあ。

アナスたち一家は、この後北上して利尻礼文に行きたいという希望があるそうだ。一日20キロ〜40キロくらいのんびりと進んでいくそうだ。どんな行程をたどるのかわからないけれど、もしこの素敵な一家に出会った方がいたら、いろんな情報を提供して欲しいと思う。北海道自転車旅行が、この一家にとって素晴らしい思い出になるように・・・。
私たちが帰り支度をして最後に挨拶に行ったとき、子供たちが歌を歌ってくれた。一生懸命大きな声を出して私たちのために歌ってくれた歌声は忘れられないと思う。ありがとうね〜。


kenjiの目頭がこの歌声を聴いて熱くなったのは言うまでもありません。

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