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  • 2004年5月1日(土)〜2日(日)

GWに入り、あちこちでキャンプに出かけるという話題を聞いているうちに、世間の休みと関係のない仕事をしている私たちも、だまって過ごしている事ができず、急遽、出発準備となりました。
夕方仕事が終わってから出かけるので、近場がいい。
でも、静かに過ごせるところでなければいけない。
もちろん自然がいっぱいがいい。
予約なんてしてないし。
・・・・ということで、「道民の森一番川自然体験キャンプ場」が目的地となりました。一番川自然体験キャンプ場

 実は、占冠村の「ニニウ」でもいいかな〜と思ったのですが、念のため電話で確認してみると、案の定道路がまだ開通していなくて、オープンの目処がないとのこと。
 我が家からは、「ニニウ」はとても近い部類のキャンプ場になるのですが、残念・・・。去年の秋からの閉鎖なので、再開を楽しみに待つことにしましょう。


 

 長沼から行くと、月形経由で行くのが近いので、今回も道民の森月形の横を通って暗くなりかけた道を進みました。すると・・・、道路には雪が残っていて、あちこちわだちになっているところも・・・。冬の間通行止めになっていてその後除雪した形跡もないし、あらら〜どうしましょうと思ったのですが、幸い家の車は車高が高いので、難を逃れて、残雪のこる道民の森一番川に到着しました。
 オートキャンプ場の方は、あちこちにテントが立てられ、ランタンの明かりがついて、雪が残っている割には、そこそこの賑わい。奥の自然体験の方は誰もいない。もちろん雪もあるし。

kenji「やってるのか〜?」 姫「水出れば大丈夫でしょ。トイレに明かりがついてるし。」

一応、炊事場の蛇口をひねって確認。OK。トイレも電気がついているし、大丈夫。早速、設営場所を探す。どうやらちょっと前まで雪があったようで、どこも湿っている。一番川は、雪解け水でかなり増水していて、すごい音を立てている。川の近くは避けて、なんとか大丈夫そうなところで設営。

今回は、リビングシェルだけ立てる予定で、テントは無し。到着が夜だし、1泊だしということで、初めてのスタイルになりました。荷物も、炊事には、焚き火台の小さいのと、シングルバーナーだけ。

明かりがもれるテント晩御飯寝室に早代わり

 急遽決まったキャンプだったので、家にあった有り合わせのものと、持参したおにぎり。焚き火台の上で100円ショップのスキレット(100スキ)で肉を焼いて、3本だけ買った砂肝の串さしと、持って行った、おにぎりを暖める。それに、あったかいそうめん。これで充分だね〜。めんどくさくないし。

  さて、今回はワンルームなので、食事が終わったらテーブルを避けて、コットを広げてその上にアルミマットと毛布。寝袋を乗っけて、いつもの湯たんぽ。
 私は、いつでもどこでもぐっすりだけど、枕が変わると寝られないkenjiは、この状態で大丈夫かな〜と心配する間もなく、いびきをかいていました。

エゾエンゴサクエゾノリュウキンカ    翌朝は、小鳥のさえずりときつつきのドラミングで目が覚めました。聞こえるのは川の流れの音と、鳥の鳴き声だけというぜいたくな環境です。すぐ近くで、アカゲラがドラミングをしているみたいなのだが、残念ながら目には入らない。到着したときには暗くてわからなかったけれど、テントのすぐそばに、「エゾエンゴサク」「ザゼンソウ」「エゾノリュウキンカ」が咲いている。雪が残ってはいるけれど、やっぱり春なんだね〜。
(お花の写真は、「写真歳時記」に掲載しています。)

 朝食は炭火であぶったフランスパン。これがまたうまいんだなあ。外で食べると、あのフランスパンのパンくずも気にならないし、キャンプの朝食では、よく登場します。

 食後は、腹ごなしに恒例の「散策」。キャンプ場代金を支払いに行って、散策路のマップをもらって、出発進行!
・・・実は、その時、姫はもらったマップをkenjiには見せまいと心に誓っていた。雪の残る散策路
 キャンプ場の裏の小山(樺戸界山標高414メートル)を散策路が通っているのだが、管理人のおじさんは、雪があるけど迷うことはないよ〜と気軽に行っていた。
雪が残る散策路を歩いていくと、眼下には私たちのテントが見える。上までいったら結構いい景色かも〜と気楽にkenjiを元気付けていたけれど・・・。はるか下のほうにテント
 普通のトレイルシューズしか履いていなくて、簡易アイゼンも持っていない。軍手もテントに置いてきちゃった。やばいかも?
 急坂は、気をつけないと滑る。しょうがなく、手も使って四つんばいで上る場所も。そうでもしなければ、雪ですべって下まで滑落ということも、ありそうな気配。それは、勘弁して欲しい。こんなところで怪我は、したくない。しかし途中まで上ってしまったので、降りるのは却って怖そう。
 頂上に近づくにつれて、坂は急になり、ついに、ロープが・・・。これをつかまらないと、雪もあるのでとてもじゃないけど上れない。kenjiは後ろから必死で歩いている。三脚をつけたカメラを持ったままなので、カメラをしまうように大きな声で叫ぶ。急坂を上るkenji
  全長400メートルの散策路が、こんなにすごい山道だったとは。
(実は、管理人さんに、もらったマップには、急傾斜、ロープ4回、階段200メートルと書いてあった^_^;)
登山は嫌いのkenjiが、こんな山道だとわかっていたら、上らなかったに違いない・・・。

山頂からの眺め目の前には、暑寒別岳と南樺戸の山々が見渡せます。頂上では、すっかり汗をかいて上着も脱いでしまいました。下りはらくらく下りは、斜面が南側だったこともあって、雪も少なくて、傾斜もゆるやかだったので、気分よく降りてきました。所要時間、2時間弱。結構な ハードな運動になりました。

 


 ハードな散策の後は、昼食を食べてお昼寝タイム。これが気持ちよくてキャンプに行っているようなもんです。kenji昼寝中
 日常のストレスも一瞬だけ忘れて、自然からの贈り物をありがたくいただいた1日半でした。
 まだまだ新緑は見えなかったけれど、野の花を眺めていると、春だね〜と感じる一時だったと思います。
 帰り道に通りがかった宮島沼は、静けさを取り戻していました。マガンたちは、北へ飛び立ったようです。

 

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