• ２００４年５月１８日（火）〜１９日（水）
  ここのところ、kenjiが翌日休みの日は、前日の仕事が終わってから出発というパターンが続いている。なんでそんなにあせって行くの？と聞かれそうだが、これがストレス解消手段。多少のハードスケジュールはなんのそのなのである。
  遠くまで行く時間はないので、行き先をどこにしようか迷った挙句、赤平のエルム森林公園に決定。ここは以前から一度訪れたかったのだけれど、kenjiにとってはあまり行きたくない方角だったので、なぜか避けていた。しかし、もう避けてもいられないと決定した。

　 念のため、管理事務所に事前に電話を入れてあったため、前日と当日管理人さんから自宅に電話。「天気があまり良くないようだが、大丈夫ですか？初めてだったら道が狭いし遠いのでわかりますか？他に予約は入っていませんが・・・」
　そのたび、私が対応し、「はい大丈夫。結構です。サイトの様子もおおよそわかりますし。誰もいなくても平気です」と返事をして出発した。
　昼頃まではっきりしない天気だったら、出発する頃には何だかちょっと暑さを感じるくらいの気温。夕方なのに１８度もあった。夕焼けに間に合うよう普段は使わない高速道路を使って赤平へ。
　国道からキャンプ場へ入る道路の入り口あたりまでで１時間。そこから先が細い道だったりダートだったり結構時間を食う。目の前には真っ赤になった太陽がどんどん沈んでいく。なんとかたどり着いた時には、もうすっかり太陽は姿を隠してしまっていた。でも、夕焼けには間に合って、テント設営そっちのけで、kenjiはカメラを構える。
　車から降りると、冷たい風が強く吹いている。やっぱりここは寒いわ。サイトの隅には雪も残っている。でも、だ〜れもいなくてとても気持ちがいい。

　撮影終了後、ようやく設営。終わるとkenjiはまたカメラを構えている。私はお腹がすいてしょうがない。夕食はすぐにでも食べられる簡単メニュー。今回は、ブタ汁inシャトルシェフ＆恒例の焼きおにぎりに、シシャモ＆塩ホルモン焼き。これだけ。
　しかしkenjiは、次にはランタンと戯れている。ま、明かりを点けてくれているのでいいんだけど。早く夕食を食べたい。
　なんだか手持ち無沙汰で、シェルの中にいると、kenjiの叫び声。何か動物か蛇でもいたか！と思ったら、「おっきな流れ星」。
願い事をしたかどうか確認したら、「そんな暇はなかった」との事。あら残念！
　でも、流れ星を見つけられたなんてちょっと気分がいいね。

「さあさ、晩御飯にしよう」　シシャモと塩ホルモンは完食。絶対余ると思って持っていったのに、恐るべし我々の食欲。　遅い晩御飯が済んだら私はすでに眠たくなってしまった。　
 お先に寝袋に潜りこんで、就寝・・・。kenjiは、ずっと先の管理棟の自販機まで飲み物を買いに行った。
 管理棟の入り口には黒板に私たちの名前入りで「○○さん、お疲れさまです。大きな木の下にテントを張らないように。明日の朝は８：３０に出勤します。」と書いてあったそうだ。

明日の朝は早起きして朝日を見よう！

　夜中に、突然目が覚めた。気がつくとふくろうの大きな鳴き声が。「こんばんわ〜」と言っているように聞こえる。もう少し寝させてください。

　次に目が覚めたのは、もうすっかり明るくなった後。朝日はすっかり上っていた。外に出てみると雲一つない青空。鳥たちのさえずりがにぎやかだ。まるで、「何やってんの〜。もうすっかり朝ですよ〜。起きてください〜。」と言っているように聞こえる。

　すっきり晴れ渡った空にちょっとひんやりした空気が気持ちいい。
　朝食の後、管理棟へ受付へ。管理人さんによると、私たちが今年オープンして初めてのお客らしい。どうりで、トイレには真新しい石鹸とタオル。

朝食はトーストとサラダ＆珈琲　　　　　　　　　　　　　管理人さんと姫受付風景　　　　

　恒例の周辺散策では、鳥たちや植物を眺めながらのんびりと。カエルの卵も発見。最後に展望塔に上ってカメラを構える。キツツキたちがキョーキョー騒いでいる。ここで待っていれば鳥の写真が撮れるかもと、kenjiは粘った。すると、狙い通り目の前の木に「ヤマゲラ」らしき鳥が止まっている。なんとかカメラに収めることができた。

ヤマゲラの姿。キツツキの仲間です。

昼食休憩の後、kenjiは再度撮影に挑戦。高いところでじっと待っているらしい。私は、のんびりお茶タイム。

手抜き昼食。全部一つの鍋で完了。レトルトのパスタソース＆空豆茹でたの＆パスタ

突然のにわか雨が小ぶりになった頃、kenjiが戻ってきた。どうやらもう一種類撮影に成功したらしい。見せてもらうと、「キビタキ」。黄色いおなかが綺麗に写っている。ピントはジャストじゃないけど、ちゃんと「キビタキ」だっていうことがわかる。前回の支笏湖モラップでは「オオルリ」は撮影できなかったけれど、今回はうまくいったようだ。

これが「キビタキ」。広葉樹の森の中で見られる鳥。

結局、最後までお客さんは来なくて、貸切状態で鳥たちと一緒の時間を過ごさせてもらった。他の音は何にも聞こえず鳥のさえずりだけ聞きながらのんびり過ごした１日半。やっぱり来てよかったね。
もう少し緑が濃くなったら、もう一度来たいなあ。すっかりお気に入りのキャンプ場になった。

桜はこれから　　　　　　　　　　　　　　　　　　カエルのたまご　　　　　　　　　　　　　　　　　　　展望台にて　　

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