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  • 5月25日(水)〜26日(木)
    混雑する前に行っておきたかった美笛。去年は真夏のハイシーズンに出かけてちょっと後悔したのを思い出します。
    夕方5時に千歳を出発。30分で到着するのはとってもうれしい。この時期だと例年ならいくら平日とはいえテントはそこそこ張ってあるはずですが、今回はなんと・・・私たちの 他は一グループのみ。ほとんど貸切の美笛を楽しむことができました。ラッキー!!



曇っていた空から夕日が出てきて、不風死岳を照らし出した。
なんだかとても幻想的。明日は良い天気になるのだろうか?

この日のうちにライアン号も組み立て、オールセット。あとは、晩御飯。今回も簡単メニューなので、炭が熾きるのを待つだけだ。いつもの美笛川の近くは、先客がいたため、私たちの今回のサイトは左側の狭い湖畔際だ。ちょうど丸太がある場所に設営した。この丸太が丁度いい按排で、重宝した。

 
 

夕食後のんびりしていると・・・・空に星が出て、そして月が出てきた。



明日は、晴れそうだ。
でも・・・・夜中に、テントを叩く雨音で目が覚めた。雨か・・・・



朝になって外へ出ると、雲はどんどん動いていき晴れ間も出てきた。湖面は静か。
簡単に朝食を済ませた後、オコタンを目指して漕ぎ出した。
 

オコタンへ行く美笛経由の道路は現在通行止めになっていて、札幌方向から入る道路しかない。ここからライアン号で行けば、6キロくらい。kenjiは、「いくぞ〜!」と張り切っている。近そうに見えるけど結構遠いんじゃないの?とちょっと心配だったけれど、とりあえず岸沿いに進んだ。湖水は透明で、いきなりド〜ンと暗くなって深くなる場所がある。さすがに日本で2番目の深度で、透明度も日本有数の湖だ。

 

下を見てると吸い込まれそうになって少し恐い。でも、だんだん青空が広がってきて、のんびり岸沿いに進むのもなかなか楽しい。どこまで行ったら「オコタン」なのかな?おーい。漕ぐ事約1時間30分弱。釣り人発見。という事は・・・。到着! 

  
上陸して、オコタン野営場をちょっとだけ見学。おトイレ拝借。この時はあとでまた来る事になろうとは・・・。
近くの岸辺でしばし休憩したあと、再び美笛に向けてGO。今度は岸沿いではなくて、ほぼ直線距離。波がなかったからできたけど、支笏湖はやっぱり恐い。水はとても冷たかった。 

 

頑張って漕いで漕いで、ようやく私たちのテントが見えてきた。ホッと一息。
 
お気に入り その1 その2

 
お気に入り その3 その4


さて、ここでわたしは恒例のランニングに・・・。目指す場所は今行ってきたオコタン。通行止めの道路を走っていけば6キロちょっと。テントから往復して13キロはちょうど良い距離だ。管理人さんに聞くと、1週間前に美笛〜オコタンの間で熊目撃情報ありとの事。そりゃそうだろな〜。じゃ、やめたほうがいいですかね?とあきらめかけたら、売店のおじさんが猫の首につけるような鈴のでっかいのを貸してくれた。「これを振りながら行けば大丈夫だよ。だけど、誰もいないし、気持ち悪いよ〜。」
「いえ、誰もいないのはいいんです。熊さんにさえ会わなければ。」
よし、じゃ行くか〜と決心した。
巨木の森は、一昨年の台風14号の被害以来立ち入り禁止になっているので、あとはオコタンへ向けて走るか、国道へ出るか・・・。
せっかくの自然の中なので、勇気を出して(笑)オコタンへ向けて走り出した。
ゲートすぐのトドマツ林は昨年の台風の被害なのか、ばっさりと木が倒れている。 
オコタンまでの道路は、まだ雪が残っていてぐしゃぐしゃの場所も一部あったけれど、落石なども片付けられていて、走りにくいという事はない。
それよりも誰も通っていない場所からの支笏湖を眺めながら走る気持ち良さの方が大きかった。

 
 
 

思ったよりあっという間にオコタンに到着。オコタン側のゲートをくぐるとそこには釣り人の車がたくさん泊まっていた。車から降りてきた釣り人は、大きな鈴を持ってゲートの向こうから走って来た私を見て少しびっくりしていたみたい。
折り返してキャンプ場に戻って、オコタンまで行ってきたと言うと、少しあきれた顔をしていたっけ。

 
私たちのサイト横で置き竿をしていた売店のおじさんの釣果。レインボウトラウト約40センチ。

去年の台風の影響で倒れた木もあるようだけれど、巨木の森は思ったほどの変化はなかった。ひどいのは植林した木が多い場所のようだ。おととし去年と続いた台風被害で、美笛キャンプ場とその周辺は少し変化はあったけれど、人のいない静かな美笛はやっぱり最高のキャンプ場だと思う。

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