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  • ゴールはもうすぐ

39キロ。とうとう最後の坂がやってきた。ふっと横をみると歩道をFRUNのデュークさんが一緒に走って くれている。最後の踏ん張りどころだ。さすがにきつい。でも足が止まる事はなかった。走れる、走れる。
この坂を元気に上るために、田舎の急な坂道を練習してきたんだ。
東京在住のランナー仲間のレディースチームが絶叫して 横を走っている。しかし、彼女たち速い。私のために歩道を必死になって併走してくれるみんなの姿を見たら、涙が出そうになった。過呼吸になってはまずいので、肩の力を抜いて大きく深呼吸。必死に走っているとmekaさんがここで登りはお終いですよと声をかけてくれた。やった〜。登った〜。

 

あとはもう少し。競技場の入り口が見える少し下った道を通った時は、思わずやったとつぶやいた。帰ってきたよ、ここまで。雨はますますひどくなっていて、靴の中もぐちょぐちょになっている。

 

  • 国立競技場は美しかった

競技場入り口ゲートを通過して中に入った。まだ3時30分だというのに、煌々と照明が点いた競技場の中はとても美しかった。

ゴール脇の時計を見ると3時21分台。1周しても3時間25分は切れる。そう思ったらなぜかスパートできるくらい足が動いている。 トラックでは次々とランナーを追い越した。半分くらい行くと、スタンドに以前北海道に住んでいたランマツさん夫妻が傘をさして声援を送ってくれている。久しぶりの再会が嬉しくて思わず手を振った。

   

最後の数百メートル、煌々と照らされたトラックを1周するのは最高に気持ちよかった。

ゴールのだいぶ手前から両手を挙げてグリコのポーズ。
ゴールはグリコでと決めていた。しっかり手を伸ばしたつもりが寒さで腕が伸びきっていなかったけど、気持ちは飛び跳ねたいくらいだった。

3時間23分45秒。自己ベスト!

今年の洞爺湖マラソンで出した記録から3分59秒短縮。ついにやった。憧れの舞台で思い切り走ることができたんだ。ばんざ〜い!

ゴールの向こうでは青い大きなバスタオルを持った役員の女性が笑顔で待ってくれていた。まるで自分の事のようにゴールを喜んでくれて、本当に嬉しかった。

 

多くの方に写真を撮っていただきました。みなさんのをまとめると見事にスタートからゴールまでつながりました。
せっかくなので、抜粋をアルバムにしました。お時間のある方はご覧下さい。

2006東京国際女子マラソン写真集【こうめバージョン】

写真提供:mo-chanパパさんshimoさんとっちゃんNarachan
mimiさん、mikuちゃんのご主人、
みなさん、どうもありがとうございました。


一人だけど一人じゃなかった42キロ

マラソンは一人でで走るけど、一人じゃないって実感できた大会だった。42キロず〜っと感謝の気持ちがいっぱいだった。途中の温度計は9度を 表示していて、折り返してからは向かい風。しかも冷たい雨と条件は良くなかったけれど、全然辛いとは思わなかった。思い出すのは楽しい42キロだったという事だけ。今までで一番短く感じた42キロだった。

応援してくれたみなさん、一緒に走った皆さん、遠い所から大会の事を思い出してくれたみなさん、本当にどうもありがとう。

沿道で見ず知らずの私に頑張れ〜と声をかけてくれた方たちありがとう
競技場やコースで応援してくれたみなさんありがとう
前日や当日メールでエールを送ってくれたみなさんありがとう
テレビの前で気を送ってくれたみなさんありがとう
大会役員のみなさんありがとう
大会ボランティアのみなさんありがとう

宿泊の便宜をはかってくださったSHUKOさんありがとう
まるでマネージャーのように付き添ってくれて助かりました。

雨の中で写真を撮ってくれたみなさんありがとう
機材が濡れないように撮影するのは大変だったと思います。
おかげで私の手元にはたくさんの写真があります。これはすべて大事な宝物です。

完走お疲れさん会を開いてくれたFRUNのみなさんありがとう
赤いウェアで走る事が誇りでした。これからもどうぞよろしく!

Let's Run With a Smile! スマイルランニングプロジェクト・チームべジーのみなさんありがとう
「笑顔〜!」という声援、うれしかったです。

「Good Smile こうめ」のでかい横断幕を作成して応援してくれた東京レディースチームのみなさんありがとう
黄色い声援&坂道檄走うれしかったです。これからも楽しく走り続けてください。

JogNoteの仲間のみなさんありがとう
みなさんの練習が刺激でつらい練習も頑張る事ができました。

あの寒い雨の中のレースを一緒に走った女性ランナーのみなさんありがとう
みんなこのレースのために歯をくいしばって練習してきたのがよくわかりました。
みなさんと一緒に走れて私はとても幸せです。
みなさんとてもかっこよくて素敵でした。

最後に、我が夫に感謝!お陰で夢が実現できました。

「東京国際女子マラソンに出てみたい」とふっと思った日から、「夢の実現」に向けての計画が始まりました。
「夢」はただ空想するだけでなくて、「実現」できるものだという事がわかりました。
「走るのなんか楽しくない」と思う練習の日々。
でもこれをやらなければ夢は実現できないと一人田舎道を走る毎日でした。
でも、誰かのためにやるのではまく、自分のための練習だからやるしかないと頑張りました。
練習嫌いの私が、変身した一年でした。
走り続けてきてよかった。

だから、「夢」は、まだ続く・・・
 

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