牛ばっかりが目立つ道路をひた走り、1時間ほどで別海町に入ると、前のむーさんの車に乗っているNAOJIさんから電話があった。「もう少しで折り返し地点の看板があります。」しばらくすると、あったあった。折り返しの表示。
道路脇の距離表示を眺めながら先へ進む。ところどころに「トイレ」の看板もある。あ〜安心だ。

会場に到着すると、競技場の周りは大会特有のお祭りムードに溢れている。アサ夫妻のコナスポ仲間のタグパパさんにも無事ご対面できた。

準備完了。あとはアップしてスタートを待つ。あまり人数も多くないのでスタートロスもほとんどない。陸連登録選手が前、その後ろに一般選手が並んでいる。スタート後、前を行くNAOJIさんを抜いた。すぐ後ろを走ってくるのかな〜と思いながら、先へ進む。1キロの距離表示発見。4分56秒。なかなか良いペース。その後も、4分50秒〜55秒の間を行ったりきたり。息も苦しくないし、足も軽い。快調〜♪　

長い直線道路がとても短く感じる。20キロ地点はあっという間だった。その付近では、折り返してきた、タグパパやichanと元気良く挨拶を交わして、余裕しゃくしゃく。
折り返して、少し行くとNAOJIさんが来た。
「こうめさん、ガンバ！」
私もNAOJIさんに「ガンバ！」
たぶん、3分くらいの差だろう。NAOJIさんは後半追い上げ型だからこのくらいのペースでギリギリ3時間30分か。
お互い、今回の目標は3時間30分以内。
25キロ手前くらいで、嫌な予感。お腹がぎゅるぎゅる〜。やばい！

そういえば整腸剤も正露丸も飲んでいない。朝、出発前にすっきり用を足したので油断していた。20キロで同時に口に入れた、アミノバイタルプロの粉末とカーボショッツがよくなかったか？27.5キロ地点のトイレにようやく駆け込む。大幅タイムロス。トイレから出てきたら、前方数10メートルにNAOJIさんの赤いウェアが・・・。やられた。
少しでも差を縮めようと頑張ったけれど・・・。横っ腹が痛くなってきた。う〜スピード出せない。
お腹の中がからっぽになったせいか、どうも気力もでない。給水所で口にしたオレンジシュース。果汁１００％だったら結構エネルギーになるのだけれど、砂糖水。思わず道端で吐き出した。もう気持ち悪くて気持ち悪くてしょうがない。オレンジジュースだけでなく、胃の中はからっぽになった。
そのまま走っていたら、今度は脱水とシャリバテ一歩手前。スポンジポイントでなんとかポリ容器から水を手ですくわせてもらって水を口に含んだ。まだまだ先は長い。この後も、なんとかだましだまし走るけれどどんどん足は重くなる。給水所は、すべて止まって水を飲んだ。もうタイムを気にしているレベルじゃない。
40キロ付近の街が近づいてきたところで、コンビニ発見。天国に見えた。
「すみませ〜ん。トイレ貸してください。」
ウォシュレット付きのトイレだったので、しばし気分を落ち着けてゆっくり滞在。少しすっきりする。
あとは何とかゴールにたどりつかなきゃと頑張った。
で、結果は、3時間50分57秒。前半と後半は別人の走りになってしまった。

サブ３．５は、あっけなく持ち越し。また来年頑張るか〜。