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別館「こうめの部屋」 > 大会レポート > 2004春一番伊達ハーフマラソン
今年(2004年)の1月1日から、めずらしく一念発起して練習を再開して、この大会で北海道マラソンの参加資格記録である、ハーフ1時間55分以内をクリアするよう頑張ってきた。(詳細は、「ランナー復活への道」で)
毎月100キロそこそこの練習量ながら、今の私にとっては、ここ2年くらいでは考えられない走行距離。
体重もかなり落ちて、あとは今までの練習の成果を出すだけ。必要な記録は今までの私にとっては、なんでもないタイム・・・だったはず。
ところが、レースから遠ざかっていた期間が長くて、1時間55分というハーフ自己ベストの記録から15分も遅いタイムに、全く自信がない。
この大会で記録をとらなければ、今年の北海道マラソン出場は、かなり厳しい状況になるというプレッシャーがずしんと重く響いていた。
前日から、左の足首が調子が悪くなり、こっそりとテーピングをしたり、インドメタシンの薬を塗ったり。なるべく足首を使わないよう前日の練習はなし。前日夜から白老のキャンプ場でキャンプを兼ねて出かけていたため、当日の朝はキャンプ場で迎えた。ぐっすり眠って体調は快調。でも足首は・・・不安。ひねると痛い。まずいよなあ〜。
とりあえずスタートしてどうしても痛かったら、途中で棄権しようと思って会場に入った。
久しぶりのマラソン大会の会場は、多くのランナーで溢れている。今年から町内で一緒に練習しているyossyさんも、この大会の5キロでレースデビュー。 最初に雪道をいきなり5キロ走れた彼女だから完走できるかどうかという心配はない。でも、初めてだからきっと緊張してるだろうな〜。しかし、こっちもいつになく緊張している。頭の中では、5キロを何分で走ればよいかがぐるぐる回る。
スタート前には、アミノバイタルの粉末をおまじないのように飲んで、ついでに万が一のため、鎮痛剤まで一錠飲んだ。Tシャツは、ゲンを担いで、NYCマラソンで自己ベスト(3:39:45)を出したときの完走Tシャツにした。 さあ、いよいよスタート。
回りのペースにつられて走り出すが、今まではどんどん追い越すのが普通だったけれど、今回はどんどん抜かれる。レースのペースがよくわからなくて自分がどのくらいのスピードで走っているのかも見当がつかない。 最初の1キロ表示で時計を見る。4分52秒。スタートロスもあるから、速いくらいのペース。ちょっと安心した。とりあえず5キロまでは足首の調子をみながら、思い切り走ろうと決めた。 5キロ 0:23:49
足首は心配した程のことはなく、ちょっと違和感があるが、走るのに支障はない。あとは、自分を信じて走るのみ。でも普段の練習と違って、るんるん走るわけにもいかず、心拍数はずっと150くらいに上がったまま。このまま2時間弱も走れるんだろうかと、まだ不安がよぎる。頭の中では相変わらず残り時間と、1キロあたりの所要時間の計算がぐるぐる。
10キロ 0:49:23 (
5−10) 0:25:34
10キロまではなかなか良いペースだった。でも少し速すぎ。速度の不安と共に、スタミナの不安もあった。ハーフの距離をそんなスピードで走ったのは本当に久しぶり。後半、がっくりペースが落ちたらまだ危険な状態。安心はできないと少しペースを落とす。おまけに、だらだらとした上り坂が続く。気分も中だるみして、足が重たい。あれっ?このまま落ちてしまうのかなという不安も相変わらず。距離表示は1キロごとにあるのだが、途中で時計を見るのはやめた。15キロでラップを取るまで時計はみない。とにかく我慢して走る。それだけを考えていた。
15キロ 1:16:58
(10-15) 0:27:34
思ったより落ちていない。体も元気。足も大丈夫。もう少し行けそうだと思って、ペースを少し上げてみた。行ける。
あとは、6キロ走ればいいだけ。よっぽどのことがない限り1時間55分はクリアできそうだ。でも、安心は禁物。歩いて帰っては間に合わない。ここまで来てもタイムと残り時間が頭のなかをぐるぐる。
20キロ 1:42:32
(15−20)0:25:33
もう大丈夫。あと1キロちょっと。ジョグでもクリアできそう。ゴール前には、初レースを終えたyossyさんが声をかけてくれた。だいぶ前から良い場所をとってカメラを構えて待ってくれているkenjiもいる。思わず笑顔になった。
やった〜。やった〜。1時間50分も切った。あ〜、なんて長いハーフだったんだろう。
ゴール 1:48:01
これでようやく2004北海道マラソン出場に向けての準備が完了した。これからがいよいよ本番。気を引きしめて数年ぶりの2度目の完走を目指して練習をしなくっちゃ。
yossyさんも、5キロを27分2秒で無事完走。次は美瑛ヘルシーマラソンに挑戦です。(1307グレーのTシャツ)
伊達ハーフで記録をとる一発勝負の賭けにでたものの、実は心配で、だめだったら18日締め切りの大会に申し込む準備をしていました。申込用紙をリュックの中に忍ばせて会場に入ったこうめでした。あ〜、そんなことにならなくて良かった。レース前は、痛み止めやら、飲み物やらのことで頭がいっぱいで日焼け止めを塗るのを忘れていました。お陰で、顔は真っ黒です。トホホ。
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