本州からのゲストを迎えて2日目、増水の日高幌別川。

晩餐の楽しい時間はあっという間に過ぎ、朝を迎えました。前日とは打って変わっての晴天、キャンプ場から川を覗いても昨日からは明らかに濁りは取れ水量も減っているように見えた。何せ昨日はゲストと二組だったのでさほど心配はなかったが、今日は初心者にカヤッカーの横さんなのだ、カヤックであれば何の問題もないがカナディアンカヌーともなれば初心者に等しい、増水の川での心配はそんな初心者には数しれどある難所、大丈夫だろうかと内心はどこで決断しようか悩んでいた。スタート時間を遅らせ下見を済ませ川旅決行の決断をしたのでした。朝のコーヒーをしょうた君が淹れてくれ、朝食を済ませスタート地点へ移動し準備・回送記念写真を撮りスタートしました。

今回の川旅では毎年、義父と義母からの誕生日の小遣いを頂いていたが今年は義父が亡くなったり、義母が認知気味になったりと小遣いどころでなくなり、誕生日のプレゼントは自身でしょうた君のハンドメイドのドリップスタンドを頼んでいた物が出来上がり、この日に受け取ったのでした。

さぁ〜写真を撮ってのスタート、間もなく見ては居なかったが心配通り、まずは横さん夫妻が沈をしたようだ。途中、危険な場所を通過後は必ず止まって最後のメンバーが来るまで待つを繰り返していたが、案の上増水した流れの早い場所は障害物に向かって流れが行くのだ。初心者二組にアドバイスをしお手本のコースを先導するが、しょうた君は早い流れにもっていかれ、テトラブロックへ最悪の状態で流れていくが、どうしょうもない状態、幸いに舟が水をくまなかった事と流れが思った程強くなかったので、舟を壊す事や怪我をする事なく済みました。後は2箇所の落ち込みですが見事に増水で潰れ何事も無く無事にゴールしました。

途中、去年休憩した場所で同じく休憩しコロちゃんの散骨を思い出深いこの川を最後にして来ました。ゴール後はまたしょうた君が気を利かせ残ったメンバーにアイスコーヒーを淹れてくれ最高の時間と美味しいコーヒーをご馳走になり解散となりました。

翌々日はゲスト夫妻が苫小牧から帰京される予定、たまたま室蘭の仕事の帰りに乗船前には間に合いませんてしたが、出航前には間に合い霧の中へ進む舟を見送りました。そんなご夫婦と犬のももちゃんでしたが帰京された夜にももちゃんが急に亡くなった連絡を受け、コロちゃんの唯一の犬友をコロちゃんと同じ川で1日違いの命日となってしまいました。