LAST 額平川-2016/5/14

ダム工事が進む額平川。今年はどうなっているのか、工事が進みすぎないうちに見に行かなければ。そんな気持ちで、前日の夕方、平取へ向かった。
まずいつものスタート地点を下見。木々の緑が増えてきて川の両側の山桜がまだ花をつけている。のんびりした風景を見ながら車を走らせると、いつも通っていた旧道は通行止め。

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変わりに立派な舗装路と立派な橋ができていた。
橋の上から川の様子を見ると、人工的に流れが替えられていてダム本体工事現場に向かって緩く流れていた。新しい道を通ったのでいつものスタート地点までの時間が短く感じられた。
念のためスタート地点を確認し、キャンプ場所の河原に戻った。
夜は、上弦の月を眺めながら翌日の新緑の額平川の川下りを楽しみに早めにおやすみなさい。
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翌朝、良い天気。

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りょうさん夫妻とまいきーさんが予定時間より早く到着。準備を整えてスタート地点に向かった。
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今日はどんな川の様子だろうか。少し多めの水量でさらさらと下っていくと・・・。
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急に両岸が人工的に切り取られたまっすぐな水路になった。ここはいつもの楽しい場所だったはず。
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それがすっかり様変わり。なんてこった。そんなことを思いながら行くと、突然現れたのがこれ。
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こんな風に削り取って、前日に橋の上から見たあの真っ平らな流れに続いていたのだった。
工事現場そのものの砂利の堤防を長いポーテージして、ようやく一息ついて、さてお昼でも食べて先へ進もう。そう思ったその先のダム本体手前は、コンクリートで固められた壁が川を横切っていた。
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通れない・・・・。
みんなでそこまで歩いて見に行くと、川の水は狭い水路に押し込められ、船が通るような場所ではない。が、そこを通過しなければここから先、船に乗ることもできない。
ここで引き上げるのが一番いいのかもしれない。が、車の回送の手段がない。
様々な検討をした結果、対岸まで行き、そこから超ロングポーテージ。急傾斜付。
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今まで川を下ってきた時間よりも長い時間かけて、ダムの下流までようやくたどり着いた。水の上に船を浮かべて思ったこと。やっぱり船が水の上にあるのがいい。
水に浮かんでも、まだゴールまでは半分以上ある。全員疲労困憊だったけれど、ここで漕ぐのをやめるわけにはいかない。しかも向かい風。
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最初に下ったときの事や、昨年の秋の事、色々思い出しながら、ようやくたどり着いたゴール。
これが、最後の額平川。もう今までのコースを下ることはできくなりました。ダムが完成するのは、2019年。あと3年後。どんな景色になるんだろうか??
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たくさんの思い出がある額平川。最後の思い出は一生忘れないだろうな。