昨年2021年の春の四国への旅でも、四万十川、仁淀川は二人で下りました。ただ、初めての川だし、川の情報は本やネットで見ただけなので、単独での川下りは当然慎重になります。
どこの区間を選ぶのがいいのか、そこがどんな流れになっているのか。水量にも寄るので毎回新鮮。それがカヌーのいいところかもしれません。
昨年、仁淀川を下ったときにスタート地点にいた方と少し会話を交わして、スタートしたのでした。
四国に移住して、Ochoというカフェ兼アウトドアショップを経営されているとの事。昔ならこれで終わりの人付き合いだけれど、今はSNSの時代。Ochoとその時に一緒に宮の前公園にいた大田口カフェのInstagramをフォローして、お店の様子、四国四万十の様子を拝見していました。
そして、1年後、私たちが再び四国にカヌーを積んで旅をすると伝えたところ、楽しい企画にご一緒させていただける事になりました。
四万十川 キャンプツアー
まずは、四国入りした翌日から1泊で四万十川のツアーです。ご一緒してもらったのは、Ochoのオーナーと、パックラフトユーザーのOchoパックラフト部の若者たちで、パックラフトが6艇、加えて大田口カフェのオーナーがカナディアンで参加でカナディアン2艇。総勢、9名の川旅です。このツアーに合わせるために、フェリー出航も1日前倒し、到着後そのまま高知まで弾丸と頑張った次第です。
天気は、もう真夏のような晴れ。そして暑い。川に飛び込みたくなる陽気です。
昨年は、ほんの10キロ弱を下っただけなので、今年はかなりのバージョンアップ。
やっぱりこの川は荷物を積んで、こんな風にのんびり川下りをする方が楽しいですね。
パックラフトは、コンパクトにたためるし、荷物を積めるし、気軽に川旅ができる便利な道具のようです。
四万十のOCHOでは、川旅仕様にしたパックラフトを販売中。それは、四国の人に、身近なすばらしい川でもっと川遊びを楽しんでほしい。そんな気持ちがあると伺いました。
カナディアンチームが流木を運び、キャンプ地では、のんびりと豪勢な焚火を楽しみました。
コースは、江川崎の西土佐大橋のあたりから、1泊でかわらっこキャンプ場まで全部で25キロくらい。気持ちよかった~。
高知のアウトドア好きな若者たちとの川旅は楽しかった。
仁淀川 カナディアンツアー
四万十川ツアーの翌週の週末は、仁淀川に行きました。
今度は、四万十川もご一緒してくれた大田口カフェのKさんにお世話になりました。
土曜日の夕方から、集合場所でキャンプ。
土曜日の仕事が終わってから駆けつけてくださった方もいて、思いがけずたくさんのカナディアンが集合しました。楽しい~。
昨年と違ってこの川の事をよく知った仲間がたくさん。安心して下れます。
2人なら安全策でポーテージが多くなるけど、その必要も無し。ザブンザブンも安心して下っていけます。
水はきれいで流れは楽しい。後半、向かい風がきつくなり、タンデムに変更したり、3人で乗ったりで工夫して無事ゴールに着きました。
四国のカナディアンカヌーを愛する方々との交流はとても楽しいものでした。再会を約束して高知県を離れました。
徳島県 海陽町 海部川
徳島といえば、吉野川。ラフトやカヤックで楽しく下る川かなあというイメージ。去年は吉野川の流域を観光して、狭い道、傾斜のある坂に家が点々とあって、険しい山岳地帯の雰囲気と、鳴門の渦潮の海~というイメージだった。
でも、徳島の南の方は明るくて透明な川がたくさんと、北海道在住徳島生まれの亮太さんに聞いて、行ってみたくなった。亮太さんにも情報をいただき、その他ネットで調べまくり、地域のコミュニティバスで回送ができる海部川に決定。
前日の入念な下見でバス停や出艇場所、川の様子などチェック。初めての川で、単独の場合はかなり慎重になるし、下調べは大事。
翌日、朝は早めにスタート地点に船を下ろし、ゴールまで。ゴールに車を置いて、コミュニティバスを待ちます。
ほぼ時間通りにやってきたバスに乗り込み、スタート地点まで。
バス停ではなく、私たちのスタート地点最短距離の場所で下車。お客は他に無し。予約なしで、このバスを利用できるのはとてもありがたい。海陽町すばらしい。
そしていよいよ海部川。水が透明。ところどころに瀬。水量が少ないので、カーブは慎重に。
お天気は晴れ。まあだいたい、外遊びの時は晴れている。
予定通り2時間ほどでゴール地点に到着。何事もなく帰ってこられて良かった。ホッ。
あまり情報もない川を単独で下るのは短い距離でも冒険でした。
2022年春の四国は3つの川を下ることができました。去年と違って地元の方たちと一緒に漕ぐ事ができたし、キャンプもできた。やっぱり旅は人との出会いがあるとより楽しいものになりますね。